地球化学研究室にようこそ

東京大学大学院理学系研究科附属地殻化学実験施設にある鍵研究室です。
地球化学、特に地球・惑星の内部物質の構造や物性、そしてバイオミネラリゼーションを含めた地球表層物質の生成過程などに力を入れて研究を進めています。

研究室ニュース

2021年10月 祝・学位取得

社会人ドクターの瀧本悠貴さんが博士号を取得しました。

2021年9月 祝・卒業

修士課程学生の趙さんが卒業しました。

2021年9月22日 『月刊高専』に高久侑己さんのインタビュー記事掲載

修士課程1年高久侑己さんのインタビュー記事がWEBマガジン「月刊高専」に掲載されました。
高専時代の海外研修や東大の志望理由、今後の目標など盛り沢山の内容ですので、ぜひご覧ください。

2021年9月15日 YouTube 『新しい種類の氷(氷XIX)を発見』

4月20日に撮影された小松一生准教授の研究紹介動画『新しい種類の氷(氷XIX)を発見』が、東京大学理学系研究科YouTubeチャンネル『研究室の扉』に公開されました。

2021年7月29日 Heさんの論文が掲載

博士1年のHe Xuejingさんを筆頭著者とする論文が公開されました。Mg(OH)Fの圧縮挙動に関する論文です。

Xuejing He, Hiroyuki Kagi, Kazuki Komatsu, Satoshi Nakano (2021),
Compressibility and blue-shifting O–H stretching bands of magnesium hydroxyfluoride Mg(OH)F up to 20 ​GPa,
Journal of Solid State Chemistry, 303, 122449, doi: 10.1016/j.jssc.2021.122449.

2021年7月9日 甘利幸子先生が H. C. Urey Awardを受賞

photo

客員共同研究員の甘利幸子先生(ワシントン大学)が、ヨーロッパ地球化学会 H.C. Urey Awardを受賞しました。
H.C. Urey Awardは地球化学分野への学術的貢献が顕著であると認められた研究者に与えられる賞です。甘利先生の宇宙化学分野、特に星間物質や希ガスに関しての研究の功績が認められて受賞されました。
メダルをクリックすると受賞コメントの動画をご覧いただけます。

2021年6月24日 飯塚先生の研究がプレスリリース

鍵裕之教授と飯塚理子特任助教(当時)をはじめとした研究グループの研究成果「地球形成初期、鉄への水素の溶け込みは硫黄に阻害されていた」プレスリリースされました。

2021年6月24日
 地球コアに水素と硫黄が溶け込む際の影響を明らかにした論文が掲載

地球コアに含まれている軽元素候補の中で、地球コアに水素と硫黄が溶け込む際の相互の影響を明らかにした研究成果が学術誌に掲載されました。

Riko Iizuka-Oku, Hirotada Gotou, Chikara Shito, Ko Fukuyama, Yuichiro Mori, Takanori Hattori, Asami Sano-Furukawa, Ken-ichi Funakoshi, and Kagi H. (2021),
Behavior of light elements in iron-silicate-water-sulfur system during early Earth’s evolution,
Scientific Reports, 11, 12632, doi: 10.1038/s41598-021-91801-3.

2021年4月20日 YouTube動画撮影

情報システムチームの方が見えて、東京大学理学系研究科YouTubeチャンネルの撮影が行われました。
今度は小松先生の研究が紹介されますので、動画公開されるのを楽しみにしてください。

photophoto

2021年4月 祝・入学

秋本さん、高久さん、村上さんが修士課程に入学、小林さんと村岡さんが卒業研究のために研究室に加わりました。

2021年3月 祝・卒業

博士課程学生の福山さんが博士号を取得、修士課程学生の織田さんと市東さん、学部学生の矢部さんが卒業しました。

2021年2月19日 小松先生の研究がプレスリリース

小松一生准教授と博士課程学生の山根さん(当時)をはじめとした研究グループの研究成果「低温高圧下で新しい氷の相(氷XIX)を発見」プレスリリースされました。

2020年12月4日 森悠一郎さんがポスター賞受賞

photo

修士1年の森悠一郎さんが第61回高圧討論会ポスター賞を受賞しました。(写真をクリックすると拡大します。)

発表タイトル:「D111型装置を用いた一軸圧縮変形場におけるMg2SiO4のオリビン−スピネル相転移の放射光その場観察」

2020年10月29日 YouTube 『地球超深部と大気の共進化』

9月26日に撮影された鍵裕之教授と博士課程3年福山鴻さんの研究紹介動画『地球超深部と大気の共進化』が、東京大学理学系研究科YouTubeチャンネル『研究室の扉』に公開されました。

2020年10月 Heさんと伊藤さんが卓越大学院コース生に

博士1年のXuejing HEさんと修士1年の伊藤颯さんが東京大学「宇宙地球フロンティア国際卓越大学院プログラム」コース生に選ばれました。
このプログラムは、東京大学のなかでもトップレベルの学生さんを国際的な場で活躍する博士人材に育成することを目的としています。

2020年10月5日 マイクロメーター錆び取り

金属部分を磨いて、防錆剤を薄く塗布しました。(写真をクリックすると拡大します。)

photophoto

2020年9月30日 飯塚特任助教がアメリカへ

特任助教の飯塚理子博士が10月から活動拠点をボストンに移しますので、新たな旅立ちを記念して研究室メンバーで記念写真を撮りました。

コロナウィルス感染症対策には最大限の注意を払って、撮影は短時間となるようにし、マスクを外した撮影ではもちろん全員無言でした。(写真をクリックすると拡大します。)

photophoto

2020年9月26日 YouTube動画撮影

東京大学理学系研究科のYouTubeチャンネル『研究室の扉』で鍵裕之教授と博士課程3年福山鴻さんの研究が紹介されることになり、情報システムチームの方が撮影にいらっしゃいました。
コロナウィルス感染症対策には最大限の注意を払って、マスク着用、消毒、換気しながらの撮影です。
動画公開はしばらく先になりますので、楽しみにしていてください。動画では先生と福山さんはマスクを外してますが、本番のみ短時間だけ外しました。(写真をクリックすると拡大します。)

photophoto

2020年9月25日 マイクロメーター基点調整

マイクロメーターのアンビルの先端が欠けて、基点が2mmほどズレてしまったので0点調整しました。
調整方法はこちらに載せてます。

2020年9月 祝・入学

昨年度は北京大学PhDコースの特別研究学生として鍵研で研究していたXuejing HEさんが正規学生として博士課程に入学しました。

2020年9月18日 森悠一郎さんが研究発表優秀賞受賞

photo

修士1年の森悠一郎さんが日本鉱物科学会研究発表優秀賞を受賞しました。(写真をクリックすると拡大します。)

発表タイトル:「差応力場におけるFe2SiO4のオリビンースピネル相転移機構と変形の局所化」

2020年9月18日 小松准教授が学会賞受賞

小松一生准教授が日本鉱物科学会賞を受賞し、日本鉱物科学会2020年オンライン年会にて受賞講演が行われました。
受賞タイトル:「高圧下中性子回折法の手法開発ならびに水素を含む鉱物の高圧相転移の解析」

photophotophoto

(写真をクリックすると拡大します。)

2020年7月2日 福山鴻さんの研究が日本経済新聞に

鍵裕之教授と博士課程3年福山鴻君の研究成果「二酸化ケイ素が地球表層の窒素を地球超深部へ運ぶ」日本経済新聞に掲載されました。

2020年7月2日 福山鴻さんの研究がプレスリリース

鍵裕之教授と博士課程3年福山鴻君の研究成果「二酸化ケイ素が地球表層の窒素を地球超深部へ運ぶ」プレスリリースされました。

2020年7月 ホームページリニューアル

研究室ホームページを変更しました。

2020年6月 リン酸エステル化の論文が掲載

リン酸とメタノールとの間のリン酸エステル化が高圧下で顕著に進むことを発見した研究の成果が学術誌に掲載されました。

Sun Y., Fujimoto C., and Kagi H. (2020),
Pressure-induced esterification reaction between phosphoric acid and methanol,
Chemistry Letters, 49, 885-887, doi: 10.1246/cl.200289.

論文の概要:
細胞膜の主要構成要素であるリン脂質は、リン酸とグリセロールのエステル結合により生成します。我々はリン酸とメタノールとの間のリン酸エステル化が高圧下で顕著に進むことを発見しました。この成果は惑星深部での高圧条件でリン酸エステルの生成を示唆するものです。

研究室の論文リストはこちら

2020年6月6日〜13日 茨城県東海村のJ-PARCで実験

茨城県東海村にあるJ-PARC MLFで高温高圧下でのFe系合金への水素の取り込みを中性子回折実験から観察する実験を行いました。修士課程2年の市東力君をPIとする共同利用実験です。
J-PARCへの出張では食事も楽しみの一つです。写真はとあるお店の限定5食の海鮮丼(1050円也)です。

photophoto

2020年5月 線虫の論文が掲載

線虫に圧力を加えると活動が停止し、大気圧に戻すと活動を再開することを発見した共同研究の成果が学術誌に掲載されました。研究の概要はこちらをご覧ください。

Watanabe N., Morimatsu M., Fujita A., Teranishi M., Sudevan S., Watanabe M., Iwasa H., Hata H., Kagi H., Nishiyama M., Naruse K., and Higashitani A. (2020),
Increased hydrostatic pressure induces nuclear translocation of DAF-16/FOXO in C. elegans,
Biochemical and Biophysical Research Communications, 523(4), 853-858, doi: 10.1016/j.bbrc.2020.01.047.

研究室の論文リストはこちら

2020年4月 オンラインでアーク溶融実験

photo

理化学研究所 播磨事業所 放射光科学研究センター 上席研究員 齋藤寛之博士のもとで、FeNi合金アーク溶融実験を行いました。当初は修士課程2年の市東力君が出向いて実験する予定でしたが、東京の新型コロナ感染者数が増えたため、出張は自粛することになりました。
オンラインビデオで実験の様子を見せてもらいながら、アーク放電の疑似体験をすることができました。
ここで得られた合金は6月のJ-PARCでの水素化観察実験に利用します。

2020年4月 祝・入学

森君が修士課程に入学、矢部さんと秋本君が卒業研究のために研究室に加わりました。

2020年3月29日

photo

東京に春の雪が降りました。私たちの研究室からは安田講堂の時計がよく見えます。

2020年3月 祝・卒業

博士課程学生の山根君が博士号を取得、修士課程学生の石山君、山口君、森井さんが卒業しました。

2020年3月 J-PARCでパン生地の中性子小角散乱の測定

J-PARC MLFでパン生地の中性子小角散乱の測定を行いました。帝京平成大学 前田竜郎 先生、日本大学 都 甲洙 教授との共同研究です。研究の概要はこちらをご覧ください。

photophoto

2020年3月 卒業生の斉藤綾花さんの論文が掲載

修士課程卒業生の斉藤綾花さんを筆頭著者とする論文が出版されました。
炭酸カルシウムの多形の一つであるカルサイトには、イオンのサイズが大きいためにバリウムは取り込まれません。この研究ではアモルファス炭酸カルシウムを経由することでカルサイト構造にバリウムを入れることに成功し、さらに通常では高温条件でしか観察されない炭酸イオンの無秩序化が室温で観察されることを見つけました。
北海道大学 川野潤先生との共同研究です。

Saito A., Kagi H., Marugata S., Komatsu K., Enomoto D., Maruyama K. and Kawano J. (2020),
Incorporation of incompatible strontium and barium ions into calcite (CaCO3), through calcium carbonate,
Minerals, doi: 10.3390/min10030270.

研究室の論文リストはこちら

2020年2月3日 小松先生の研究がプレスリリース

鍵裕之教授、小松一生准教授、博士3年山根崚君、博士1年山下恵史朗君の研究成果「乱れのない氷をつくる」がプレスリリースされました。東大理学系研究科に掲載された記事は こちら

2020年1月 東北大学で粉末X線回折測定

鍵裕之教授と北里大学からの外研生・丸形詩歩さんが東北大学金属材料研究所 杉山和正教授の研究室を訪問し、低温条件での粉末X線回折測定を行いました。バリウムをドープしたカルサイトで観察された炭酸イオンの無秩序状態が、低温条件で秩序化するかどうかを調べるのが目的です。

photophoto

2020年1月 岡山大学惑星物質研究所で実験

鍵裕之教授と北里大学からの外研生・丸形詩歩さんが岡山大学惑星物質研究所・薛 献宇教授を訪問し、バリウムをドープしたカルサイト(炭酸カルシウム)の13C NMRの測定結果の解析などを行いました。通常、カルサイトにはイオン半径の大きなバリウムは入りませんが、非晶質炭酸カルシウムを経由した合成によって、大きなバリウムをカルサイトの結晶構造中に取り入れることに成功しました。NMRスペクトルにも大きな変化が得られました。
研究所への道すがら、砂丘に立ち寄り、鳥取名物の牛骨ラーメンも食べることができました。

photophotophoto

2019

2019年9月7日 出前授業の海水採取

小雨の降るなか、埼玉県立不動岡高等学校で行われる出前授業に使用する海水を東京湾から採取してきました。

2019年8月18-23日 Goldschmidt Barcelona 2019

スペイン・バルセロナにて開催されたGoldschmidt2019に鍵裕之教授、飯塚理子助教、博士2年福山鴻君が参加し、研究成果を発表しました。

photophoto

2019年11月 フランス・ナンシーで実験

鍵裕之教授と博士2年福山鴻君がフランス・ナンシーにあるCentre de Recherches Pétrographiques et Géochimiques (CRPG)に滞在して実験しました。Evelyn Füri博士らとの共同研究です。研究の概要はこちらをご覧ください。

photophotophoto

2019年11月 台湾・台南でワークショップ

、台湾・台南にある国立成功大学で開かれた地球科学と中性子に関するワークショップに、鍵裕之教授、小松一生准教授、特任研究員の柿澤翔博士の3人で参加してきました。
構内にあるガジュマルの木は昭和天皇が皇太子の時代に植樹したものです。大学だけでなく、街中でも親日的な雰囲気を感じ取ることができました。

photophotophoto

2019年9月 東大・物性研で実験

、東京大学・柏キャンパスにある物性研究所で、浜根 大輔 博士からダイヤモンドアンビルセルにキセノンを封入する方法を伝授してもらいました。液体窒素温度で貴ガスのキセノンを液化し、試料とともに封入します。試行錯誤と紆余曲折の末、半年以上経ってようやく再現性よく実験ができるようになりました。

photophotophoto