2005年11月4日 浅間山 SO2放出量観測


観測者: 森 俊哉・首藤知昭
天候: 晴れ

平均放出量 900 ton/day (max:1360ton/day min:590ton/day)

噴煙の様子
15:30ごろ浅間火山博物館駐車場(火口の北北西)より撮影

観測開始当初は,全体的にうっすらと曇り模様であったが,次第に雲がなくなり,観測終了するころにはほぼ快晴の状態であった.噴煙は写真のように若干褐色がかっていた.
噴煙は,山頂から数百メートル上昇して噴煙は流れていた.

噴煙ビデオ(30倍速)
注意!!:ファイルサイズ40MB近くあり

トラバース経路と噴煙方向

トラバース経路を赤線で示す.噴煙は102°−112°(平均107°)の方向に流れていた.平均的な噴煙流下方向をピンクの線で示す.噴煙の範囲の1例を水色の線で示す.また,オレンジ色の丸の地点で噴煙観測用のビデオ撮影を行った.


5回のトラバース時のSO2カラム量の変化.途中の階段状の変化はSO2セルを測定.最大でも450ppmm程度にしかあがらなかった.


観測結果

Traverse 時刻 噴煙方向
deg
放出量
ton/day
tr1 12:31:23 104.6 885
tr2 13:05:15 112.3 588
tr3 13:23:46 110.9 848
tr4 13:44:10 105.1 825
tr5 14:06:12 102.8 1359
average 107.1 901

2004年9月1日以降の浅間山のSO2放出量の変化
 産総研地質総合センターのグラフをご覧ください.(近日中に11月4日のデータが更新されます)
(浅間のSO2放出量観測は産総研地質総合センターと東京工業大学火山流体と共同で行っています)

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