2006年2月1日の観測についてひとこと

観測機器の故障

 大学から車を運転して軽井沢に到着したので,いつものようにコンビニの駐車場で観測装置のセットアップを行った.紫外分光計・GPSを観測車の屋根に取り付け,コンピュータにつないで動作を確認しようとしたところ,分光計もGPSも認識されなかった.いままで,USB2000が認識されなかったことは一度もなかったので,何度もUSBケーブルを抜き差しして,認識させようと試みたがまったくだめであった.せめてGPSくらいはなんとかしようと思い,こちらも何度も抜き差しして認識させようとしたがまったく反応がなかった.
 幸い予備のGPSと別のUSB2000 (測定波長域200-365 nm)を持っていっていたので,こちらを使用することにした.こちらは何の問題もなく動いた.結局,1時間半近く,無駄にしてしまった.やはり,このようなことはあるので,荷物スペスに余裕があるのであれば,予備の装置は常に一緒に持ち歩いた方がよさそうである.

 翌日,問題のGPSとUSB2000の故障の原因を調べようと,実験室でコンピュータに繋いだところ,何の問題もなく両機器とも認識することができた.USB2000はきちんとスペクトルを測定しているようである.故障をしていなかったのでハッピーといえばハッピーなのだが,原因がまったく分らないのは問題である.