2018年11月2日

Date: 16:00-18:00, Friday, November 2, 2018
Place: 3F, Lecture room, Main Chemistry Build.

日 時:2018年11月2日(金)16:00~18:00
場 所: 化学本館3階講義室
講演者:北脇 裕士 博士(株式会社中央宝石研究所)

要旨:

宝石ダイヤモンドは、いわゆる4C(カラット、カット、クラリティ、カラー)の評価だけではなく、天然・合成の生成起源の判別、放射線照射や高圧下でのアニーリングなどの着色処理の検出が重要である。このセミナーでは非破壊で迅速な評価が可能な吸収および発光スペクトル分析を用いたダイヤモンドの宝石鑑別について紹介する。ダイヤモンドは窒素の含有の仕方においてタイプ分類され、FTIR分析や紫外線透過性検査におけるタイプの粗選別が鑑別の第一歩となる。そして各種波長のレーザー源を利用したフォトルミネッセンス分析による光学中心の検出が、天然・合成の起源や放射線照射や熱処理の看破に応用されている。