2019年2月22日

Date: 16:00-18:00, Friday, February 22, 2019
Place: 3F, Lecture room, Main Chemistry Build.
Speaker:Hui Hsin KHOO

日 時:2019年2月22日(金)16:00~18:00
場 所:化学本館3階講義室
講演者:クー フィーシン

タイトル: レーザーアブレーション-誘導結合プラズマ質量分析法による粉末ペレットの組成分析
Title: Quantitative determination of elements in geochemical reference samples by laser ablation-inductively coupled plasma-mass spectrometry

要旨:
岩石中にケイ素、アルミニウム、カルシウム、鉄などの主要元素のほかに、希土類元素といった微量元素も存在する。希土類元素は主要元素組成に比べ、岩石の生成過程に対して敏感に変動することにより、希土類元素組成は岩石の成因を論じる上で重要な情報である。従来その分析にはXRFやICP-MSを用いて定量分析を行ってきたが、XRFでは検出感度の問題、ICP-MSでは難溶性鉱物が存在する場合、酸による分解などの問題が生じる。これらの問題を解決するために、レーザーアブレーション-誘導結合プラズマ質量プラズマ質量法(LA-ICP-MS)を用いた。この手法により主成分から微量成分までの同時測定が可能となる。本発表では現状の報告および展望について発表する。