2017年2月13日

日 時:2017年2月13日(月)10:00~12:00
場 所:化学西館2701号室
講演者:八木 健彦
内 容:DAC実験技術セミナー

セミナーの目的

 ダイヤモンドアンビルはきわめて単純な原理と構造で、非常に広い圧力領域での多様な高圧実験を可能にする高圧装置です。しかしX線や電子顕微鏡のように、その使用法が確立された既製品も無く、実験技術をまとめた教科書も無いので、各研究室で開発されてきた実験技術を、先生や先輩から教わるといった形で学び使用している人がほとんどと思います。鍵研においてもそのような方法で学び、実際にDACを使って研究を進めている人や、これから使おうとしている人達がたくさんいますが、必ずしも正確に情報が伝わっておらず、余計な手間や時間がかかったり、なかなか信頼出来る実験結果を得られないなどの問題も見られます。本セミナーでは、まずDACがどのように発展してきたかを概観した後、ごく基本的な実験技術に関して、私自身の経験なども踏まえ、お伝えしようと思います。今考えている項目は次のようなものですが、「こんなことを知りたい、といった要望があればお知らせ下さい。2月13日は10時から2時間程度を予定していますが、状況によっては後日続編を行っても良いと思っています。